2011年11月26日土曜日

ゾンビコラム Vol.2『死霊の盆踊り』


皆様こんにちは、ゾンビーナ14号です。
まず最初に皆様に謝らねばならない事がありまして、
前回第1回目に隔週定期でコラムを連載と書きましたが
自身色々と忙しい事もあって結局月イチでの更新となりました。
事後報告になってしまい真に申し訳ありません (´-ω-`;)

前回のゾンビ映画コラムでは『ホワイト・ゾンビ』を紹介し
ゾンビよりも寧ろベラ・ルゴシについて色々書いちゃった感じでしたが、
ホラー映画界の名優ベラ・ルゴシの事を話題に出したとなると
映画好きなら誰しも一度はその名を耳にしたことがある
史上最低の映画監督エド・ウッドの存在を無視する訳にはいかないと思い、
エド・ウッドでゾンビ映画となるとやはりあの映画だよね!って事で
第2回目に当たる今回は(極一部の)観賞者達にとって聖典ともなった
伝説的カルト映画『死霊の盆踊り』を紹介したいと思います(苦笑)!

死霊の盆踊り

原題:ORGY OF THE DEAD
1965年/91分/アメリカ
製作・監督:AC・スティーヴン(Stephen C. Apostolof 
脚本:エド・ウッド(Edward Davis Wood,Jr
出演:クリスウェル(The Amazing Criswell/ ウィリアム・ベイツ(William Bates/ 他

ええ、ゾンビ映画紹介コラムを始めて早々2回目で
コレを紹介するのは正直如何な物かと自身でも重々承知してます(苦笑)。
こいつはゾンビ映画と呼んでいい作品なのか?というか
そもそも映画と呼んでいい代物なのかすら甚だ疑問なレベルで
もはや死霊の盆踊りという唯一無二のジャンルとしか言い様が無い
製作から40年、日本で公開されて20年を経てもなお他の追従を一切許さない
誰しもが認めるブッチギリの駄作なんです (^ω^ ;

この作品の脚本を書いたエドワード・D・ウッド Jrについては
ティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演で94年に製作された
『エド・ウッド』を観て知った人も多いでしょう。
『エド・ウッド』は映画俳優として零落した晩年のベラ・ルゴシとの出会いから
1959年の『プラン9・フロム・アウタースペース』完成に至るまでの
(脚色も含んではいるけど)彼の人生を描いた映画作品でしたが、
実のところ劇中では描かれなかった『プラン9~』完成試写会以降の
彼の人生は失意の底で次第に次第に映画への情熱も冷めていったそうで、
それまでの様なカルト映画としての見所も失われた駄作やポルノを撮り
小説や脚本を執筆したりして辛うじて日々の食い扶持を得る赤貧生活の中、
1978年にアルコール依存が原因での心臓発作で亡くなられたそうです。
ちなみにROB ZOMBIE2ndアルバムのタイトルにも使った
THE SINISTER URGE』もこの『プラン9~』以降のエド・ウッド作品ですね。
そして今回紹介する『死霊の盆踊り(ORGY OF THE DEAD)』もまた
『プラン9~』完成から6年後の映画への情熱も制作意欲も失せてきた時期に
600ドルのギャラで脚本を手掛けた作品と言われています。

この映画の見所に関しましては、さて何処を褒めたら良いものか(苦笑)?
内容を理解り易く説明するなら日テレ系列のTV番組
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』でたびたび目にする
板尾の嫁のあの踊りを約1時間20分ひたすら観賞する映画ですね!
(というよりあのダンスネタの着想はこの映画なんじゃないかな?)
この作品のツッコミ所や駄目っぷりに関しましては多くの方々が書いてますし
wikiにも大まかに羅列してありますので殊更ここでは書きませんが
「一応は商業ベースに乗った映画だし、大袈裟じゃね?」なんて
極上の料理に蜂蜜をブチ撒けるが如き甘さで観賞に挑もうとする人には
オイラは一切の責任を持ちませんので、あしからずw (^ω^ ;)

本当にそれはそれは酷い、唯々酷いとしか言い様の無い映画です。
明らかに時間を無駄にしてる!他にもっと有意義な事に費やすべきだろ!と
観賞しだして10分もしない内にそう感じて当然の代物です。
停止ボタンを押し盤をDVDプレイヤーから引っ張り出して
窓から外へ向けフリスビーが如く全力で投げ飛ばしても
TSUAYAGOも文句を言える立場ではないでしょう。
それでも尚この作品から何か憎みきれない妙な愛おしさが感じられたのならは
貴方もまた立派な駄目人間です、是非その心を大切に育んであげて下さい♪


実は今回のコラムでエド・ウッドと『プラン9~』に関して
もうちょい色々と書いていたりしていたのですが、
『死霊の盆踊り』の紹介という本筋から脱線してしまう上に
今回のコラムがやたら長くなりそうなので割愛しました。
『プラン9~』はジャンル的にはSFホラーに属しますが
一応ゾンビも登場する作品なので次回かその次辺りにでも
このコラム上で別個に書こうかな思います(苦笑)。

ではでは、今回もまたグダグダな長文失礼致しました (^ω^ ;)

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